規範文法と記述文法ー改訂版

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Dec 31, 2013 22:13
今回は具体的な文法のポイントではなく、私の文法に対する考えについて書きます。
この投稿のネタはLang-8のユーザーとの話し合いから生じたものです。

言語というものは生きているのではないでしょうか。
絶えず変わっています。
そして、このような変化は間違いとは言えません。
本などに書かれたものは規範文法と呼ばれています。
規範文法はいつも正しいとは限りません。
例えば、「Do not end a sentence with a preposition.」というルールを聞いたことがあるでしょう。
実は、でっち上げにすぎません。
誰か 偉い人が勝手に作ったものです。
このルールによれば、「Which chair did you sit on?」は間違いで、「On which chair did you sit?」は正しいというこのになります。
でも、後者を言う人はほとんどいませんし、言ったらものすごくもったいぶって聞こえます。

現代言語学の思想に従えば、ネイティブスピーカーにとって変に聞こえる言い回しには何らかの間違いがあるというわけです。
つまり、ネイティブスピーカーは最高権威者と言えます。
逆に、言語のことを考えすぎる人は、普通の人よりも信頼できません(でもまだ信頼できますから、心配しないでください!)。
ルールへのこだわりなどが、言語上の自然さを判断する上で、余計な影響を及ぼすからです。
こうした考えがきっかけとなり、現代の言語学者は記述文法を研究しています。
つまり、生身の人間が現実に発言する内容をデータとして、それを予測できるルールを作るということです。
そして、これらのルールは文法的に正しい言い回しを生成するだけではなく、正しくない言い回しを除外するものでなければなりません。
ノーム・チョムスキー(現代言語学の父)によれば、いい理論は説明的妥当性がなければならないと言います。
(興味がある方は、このWikipediaの記事を是非読んでください:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E6%88%90%E6%96%87%E6%B3%95)

要約すると、本によれば正しいけれども大半の人々が言わない言い方が本当に正しいと言えるか、ということです。
そして、もしそれを正しいとするのであれば、言語を使う意味はどこにあるのでしょうか。

ですので、ネイティブスピーカーの方(みんなのこと!)が添削するときは、自信を持って添削してください!
もちろん、投稿者のレベルも考えた方がいいと思います。
初心者の場合、添削しすぎたら混乱させたりやる気をなくさせたりするでしょう。
でも、もしその人のレベルが結構高かったら、もっと自然な言い方を提案するのはとてもいいことだと思います。

私の場合は、添削が多ければ多いほどうれしく思います。
ネイティブスピーカーではないので、すべての言い回しを使いこなせるようにはなれませんが、できるだけネイティブスピーカーのように書いたり話したりしたいので、たくさんの言い回しを習いたいと思います。
ですから、私の投稿を添削するときは、遠慮せずに添削してください!
たくさんの意見をうかがい、それらをデータとして勉強に活かしているからです。
一文だけでも、説明がなくても添削していただければうれしく思います。

よろしくお願いします!