A Horror Story Behind It : Bonus

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Mar 25, 2018 17:18
I wrote a journal about an episode behind the truth last time. Besides, I was thinking about other tales, but it was so fun that I could do nothing but laying the plots, so I’ll stop for now. This time, I’ll write another one in Japanese, because it seems a bit difficult for me to describe the story vividly in English. I also hope it’s good for Japanese learners.


「私と兄と花冠」

私は、ごく平凡な家庭に生まれた女の子だった。その家庭は父と母、そして兄と私の四人家族で、笑いの絶えない幸せな環境だった。私は兄が大好きで、お互いに仲が良かった。私が小学生の頃、兄は春の緑豊かな公園で、私のために花冠を作ってくれた。私はそれがすごく嬉しかったのを今でも覚えている。私は本当に恵まれていると思っていた。しかし月日は流れ、私が高校生二年生の時、悪夢のような出来事が起きた。兄は、大学生になってから次第に両親に反発し、気がつけば口喧嘩が絶えなくなっていた。そんなある日、兄は金銭関係で揉めて、ついには怒り狂い、家の中で父と母を包丁で殺してしまったのだ。発狂した兄は、極度の恐怖に怯えている私にも包丁を向けた。私が血を流して倒れた後に家に火をつけ、全焼させてしまった。兄はそのあと警察に逮捕され、家族を皆殺しにしようとした罪で死刑判決となり、そのまま刑務所の中で生涯を終えた。私は奇跡的にも一命をとりとめたが、あまりにも凄惨な出来事の恐怖とショックで、気がついた時には記憶を失ってしまっていた。警察が前後状況を話してくれたものも、私にはほとんど実感がなかった。ただ、独りぼっちになってしまった、この先どうしていいのか分からない、という空虚さが私を包んでいた。


私はそのあと長い間、あてもなく生活し続けた。しかしある時、人気のない街を無気力で歩いていたら、路地裏で奇妙な占い師と出会った。そこで私は、私の過去を占ってもらうことを考えた。私はその占い師に尋ねた。

「兄はなぜ、狂気に走ってしまったのでしょうか?」
「いいえ、あなたの兄は狂いはしませんでした。」

「どういうことですか?なぜ狂っていない人間が、家族を皆殺しにしようと思うのですか?」
「いいえ、あなたの兄は一人しか殺そうとしませんでした。」

私はその占い師のいい加減さに嫌気が差し、質問を切り上げて去っていった。そして思い直した。過去に振り回されてはいけない、私の出来る範囲で一生懸命生きないといけない。


それから孤独に耐え、精いっぱい努力した甲斐もあって、私は素敵な男性と結婚することができた。そして、一人の娘が生まれた。私は今、幸せな家庭の中で生きている、そう思っていた。私は春うららかなある日、娘を近くの公園に連れて行った。花が辺り一面に咲き乱れていたので、私は娘のために花冠を作ってあげることにした。作ってあげた花冠を頭に載せてもらった娘は、大喜びした。そして、思い出した。私は今までの記憶を思い出したのだ。私は、遠い昔の記憶、楽しかった毎日、辛かった日々、恐ろしい事件、温かかった家族、そして何より、大好きで優しかった兄を思い出し、その場で、じっと泣き崩れた。


Thank you for reading my entry.