卒業

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Mar 22, 2012 21:31 日本 essay japanese
昨日は卒業式だった。僕はみんなを見送るために卒業式の会場の外で、後輩たちと卒業生が出てくるのを待った。卒業式の会場の広場で袴やスーツ姿の同級生を見かけるとやはり寂しさを感じた。「もしそのまま進学していたら、あそこに僕もいたんだろうなぁ」。そう思わずにはいられなかったし、いったい自分が何をやりたいんだろうと自分に問わずにはいられなかった。自分が選んだ選択がどれだけ僕の人生を変えるのかを目のあたりにさせられた。いや、だからといって自分の選択を悔いるつもりはないのだけれど。

僕らは、たまたま同じ列車にのりあせた。4年前、僕は孤独な旅を始めるために列車に乗り込んだ。狭い電車の中で自分の領域を必死に確保し、5cm隣の人が携帯でメールを読もうが、雑誌を読もうが気にしなかった。そんな中で、僕らは出会った。この汽車に乗らなければ絶対にあうこともなかった人たち。それは互いに興味を持つことから始まった。そして互いを思いよるようになった。時には傷つけ合って、それでも助け合った。認めたくないこともあった。我慢しなければならないこともあった。傷をなめ合いもした。僕らは一緒に汽車の揺れに身を任せ、先に進むことしかできないこの大きな鉄のかたまりが理不尽だと言い合った。それは僕らをただの乗り合わせた乗客ではなくしていった。不満を漏らしながら、僕らはその時間を楽しんだ。この不公平で愉快な時間がもっと続くだろうと思っていた。しかし、今日、僕らはプラットホームに降り立って、別々の汽車に乗る。僕はこれが孤独な旅路であるとようやく思い出す。僕はもうしばらくこの汽車に乗ることにする。僕はみんなの後を少し後を追っていくことに決めた。もう少しこの景色楽しもうと思う。

会場のドアが開き、満足感を胸に堂々と歩いて出てくるみんながとてもまぶしかった。これからみんながどんな道を歩んでいくのか全く想像できないけれど、みんなの未来に幸多きことを心から願う。

卒業おめでとう。
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