三島由紀夫の「レター教室」①

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Sep 28, 2011 12:53
三島由紀夫の「レター教室」という作品を知っていますか?確かに『金閣寺」のような非常によく知られている作品ではありませんし、三島の代表作に含まれていないそうですけれど、この本をお友達にいただいて読み終わったら、それが一番好きな本になりました。「次に何が起こるか」と読みあさる本と同時に、読み終わると、「もっとゆるりと読んでいたら、楽しむ時間が伸ばしていたのにな〜。もっと読みたい!」と思う(思わせる?)本でもあります。

近い未来に再読しそうです。

この「レター教室」という小説は、展開はすべて5人のお互い知り合っている登場人物の手紙に通じて読者に伝えられます。それだけでも充分興味が注がれますが、登場人物の性格に面白みがなければ、そして、三島先生のような、文才に非常に恵まれている作家でなければ、せっかくの名案が台無しになりかねません。
でも、三島先生ですから、もちろん大丈夫ですよね。非ネイティブの私にはいくつかの文章の裏にある入り組んでいるニュアンスや微妙なユーモアを完全に把握することが難しいんですけれど、それらの文章の大体の意味や書き方の精妙さになんとなく気づくことが出来ていました。

次の日記に続きます。