桜と日本人の生死観

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May 17, 2009 13:25
桜と日本人の生死観
強い集団意識を持っている日本人は花の散ることが素晴しいと思っている。
桜の花期はとても短い。日本にことわざに桜七日ということがある。日本で、桜は生命の美しさを象徴して、同時に自然でもろくて弱いことも象徴する。桜七日、つまり一輪の桜の花が咲いてから散るまで約7日ぐらいだ。桜が咲いて、また凋落して、早く死去する。このような瞬く間の美しさ、日本人の精神世界に深く留まって、日本人の死生観にも影響した。
桜は「生」と「死」の両方のメタフアーがある。春に咲く桜は大地の命の蘇る春、命の生のシンボルだ。一方、桜の意味の中においても一番現代の日本人に知られているのは桜の散ることと潔い死との隠喩的関係だ。昔の日本人の考えにおいては、生と死は必ずしも対立する概念ではなく、死者の魂は蘇ると信じられていた。男女を結び付けるのと同じように、桜は生と死の連なりのメタフアーであったかもしれない。
「生」と「死」の両方のメタフアーとして、このような意味を持っていることは日本人の桜が好きなもう一つの原因ではないだろうか。
桜は七日間ほどで、その役目を終えたかのようにぱっと散る。それが清く感じられる。日本人は桜を「吹雪」に比喩している。「吹雪」という言葉は桜のすべてを訴えた。雲と霞のように咲く。また、すぐ雪のように去る。このような特性は日本人の心の中で深く焼きつく。一般的に言えば、日本人は、良い花見の時間が桜の満開より凋落している時が更によいと思う。
外国人はそのような悟りがなくて、私達は名所を旅行して、まず桜の美しさと多さに感嘆して、“あら、美しい” という語彙で内心の感覚を形容することでなくてなんであろう。桜の美しさが終わった悲しさである。