雨が降り続く夜に
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いつもより遅い夕飯を食べていると、上の子が2階から降りてきた。
静かにドアを開けたと思ったら、台所に行ってクッキングヒーターの電源を入れた。
今年中学に入る息子は小学校の6年間で49センチも背が伸び、今は学年一の176センチだが、
フライパンでソーセージを焼いているその背中がなぜか少し小さく見える。
隣に座って、焼いたソーセージをもぐもぐ食べ始めたが、普段より食べるスピードが遅い。
息子はソーセージを食べ終わると、しばらくしてまた2階に上がろうとした。
「なにか話したいことでもあるの?」と呼び止めた。
息子は開けようとしたドアを閉め、再び隣に座った。
「昨日悪い夢を見たんだ。僕が死んで横たわっているのに、みんな僕を見て見ぬふりするの。」
昨日の夜、妻から聞いた話だ。その夢を見た後、妻の前で号泣したらしい。
高機能広汎性発達障害を患っている息子は社会性の発達が遅く、コミュニケーションを取るのが苦手だ。
低学年の頃からカウンセリングと薬物治療を続け、ここ1年以上は何事もなかったのに。
背中を丸めて、下を向いて小さな声でしゃべる息子を見ていると胸が張り裂けてしまいそうだ。
「ノートと鉛筆を持ってきてくれる?」
息子が2階に上がった隙に顔を拭いて、深呼吸をした。もう大丈夫だ。
持ってきたノートに長い横線を一つ引き、それを8等分するように短い縦線を引いた。
一つ目の縦線のすぐ横に丸をつけて、「あなたは12歳、今ここにいるの。」と話し始めた。
絵を描きながら話すのは、想像する力より判別する力に長けている息子のため、
そして、息子の顔を直視することができない私のためだ。
話した内容はほとんど記憶に残っておらず、ノートはいつのまにか線と文字でびっしり埋まっていた。
「家族はいつもあなたの味方だよ。」と言ったことだけは覚えている。
もう少し気の利いた言葉を、心が一瞬で晴れるような慰めの言葉を、勇気を与え続ける言葉をかけてあげることはできなかったのか。
力になってあげられないのが悔しくて悔しくて仕方がない。
子供のことは分かっているつもりだったのに、実は全然わかっていなかった。
息子が2階に上がった後も、しばらく考え込んでいた私の目に息子の皿が映った。
その皿には、息子の大好物のソーセージがひとつ残っていた。
おそらく、私のために残してくれた息子の心だ。
私は子供の心が全然わかっていない。
2012/3/25 添削反映
静かにドアを開けたと思ったら、台所に行ってクッキングヒーターの電源を入れた。
今年中学に入る息子は小学校の6年間で49センチも背が伸び、今は学年一の176センチだが、
フライパンでソーセージを焼いているその背中がなぜか少し小さく見える。
隣に座って、焼いたソーセージをもぐもぐ食べ始めたが、普段より食べるスピードが遅い。
息子はソーセージを食べ終わると、しばらくしてまた2階に上がろうとした。
「なにか話したいことでもあるの?」と呼び止めた。
息子は開けようとしたドアを閉め、再び隣に座った。
「昨日悪い夢を見たんだ。僕が死んで横たわっているのに、みんな僕を見て見ぬふりするの。」
昨日の夜、妻から聞いた話だ。その夢を見た後、妻の前で号泣したらしい。
高機能広汎性発達障害を患っている息子は社会性の発達が遅く、コミュニケーションを取るのが苦手だ。
低学年の頃からカウンセリングと薬物治療を続け、ここ1年以上は何事もなかったのに。
背中を丸めて、下を向いて小さな声でしゃべる息子を見ていると胸が張り裂けてしまいそうだ。
「ノートと鉛筆を持ってきてくれる?」
息子が2階に上がった隙に顔を拭いて、深呼吸をした。もう大丈夫だ。
持ってきたノートに長い横線を一つ引き、それを8等分するように短い縦線を引いた。
一つ目の縦線のすぐ横に丸をつけて、「あなたは12歳、今ここにいるの。」と話し始めた。
絵を描きながら話すのは、想像する力より判別する力に長けている息子のため、
そして、息子の顔を直視することができない私のためだ。
話した内容はほとんど記憶に残っておらず、ノートはいつのまにか線と文字でびっしり埋まっていた。
「家族はいつもあなたの味方だよ。」と言ったことだけは覚えている。
もう少し気の利いた言葉を、心が一瞬で晴れるような慰めの言葉を、勇気を与え続ける言葉をかけてあげることはできなかったのか。
力になってあげられないのが悔しくて悔しくて仕方がない。
子供のことは分かっているつもりだったのに、実は全然わかっていなかった。
息子が2階に上がった後も、しばらく考え込んでいた私の目に息子の皿が映った。
その皿には、息子の大好物のソーセージがひとつ残っていた。
おそらく、私のために残してくれた息子の心だ。
私は子供の心が全然わかっていない。
2012/3/25 添削反映
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| May 18th みょん |
| May 08th yuka |
| May 08th yukko |
| May 08th ひまわり(해바라기) |
| May 08th Nao |

私も同じように思うことだらけです。
でも、気の利いた、心が一瞬で晴れるような言葉ではなかったかもしれないけれど、お父さんが自分のために一生懸命になってくれたということが、息子さんにとっては何より嬉しいことなんじゃないですか?
そのことは、絶対に息子さんの力になってくれるはずですよ。
温かいお言葉ありがとうございます。
高機能広汎性発達障害を患っている息子は社会性の発達が遅く、コミュニケーションを取るのがが苦手だ。
背中を丸めて、下を向いて小さな声でしゃべる息子を見ていると胸が張り裂けてしまいそうだ。
もう少し気の利いた言葉を、心が一瞬で晴れるような慰めの言葉を、勇気を与え続ける言葉を渡すかけてあげることはできなかったのか。
外で傷つけて帰ってきても家で癒してあげたいと思います。
もうちょと優しいお父さんにならないと^^;
コメントありがとうございました!
今年中学に入る息子は小学校の6年間で49センチも背が伸び、今は学年一の176センチだが、
フライパンでソーセージを焼いているその背中がなぜか少し小さく見える。
その夢を見た後、妻の前で号泣したらしい。(一つ前の文章がyuribadaさん目線で妻としているなら、統一したほうが分かりやすいですね^^;)
息子が2階に上がった後も、しばらく考え込んでいる私の目に息子の皿が目に留まった。
おそらく、私のために残したくれた息子の気持ちだ。
きっと凄く両親を信頼していると思います。
「家族はいつもおまえの味方だよ。」以上の言葉なんてないと思います、私は。
励ましのお言葉、ありがとうございました!
(私の)隣に座って、焼いたソーセージをもぐもぐ食べ始めたが、普段より食べるスピードが遅い。
息子が2階に上がった後も、しばらく考え込んでいた私の目に息子の皿が入ってきた。
一番力強い言葉ですよね。
息子さんにお父さんの気持ちは十分伝わったと思います。
うちの上の娘も人間関係を築くのがとても苦手だったので、日記を読んでいて昔のことを思い出しました。ゆっくりですが着実に成長します!
少しずつでも成長していけるようにサポートしていきたいと思います。
ありがとうございます。
「昨日悪い夢を見たんだ。別の表現:昨日悪夢を見たんだ。昨日嫌な夢を見たんだ。
その夢を見た後、彼は母親の前で号泣したらしい。→息子さん目線で語った場合
低学年の頃からカウンセリングと薬物治療を続け、1年以上無事故記録を更新中だったのに。→無事故記録を更新中というと自動車の事故を連想してしまいます。悪い夢を見たことが事故なのかと個人的に気になりました。
背中を丸め下を向いて小さな声でしゃべる息子を見ていると胸が張り裂けてしまいそうだ。
いいお父さんですね。日記を読んでいて泣きそうになりました。父が目の前にいたので必死に堪えましたが。
私が高校生の頃、中学時代の友人と仲良く遊ぶ夢をよく見ました。けんか別れしたまま中学校卒業以来会ったことがなかった友人の夢です。友人を無視したまま別れたことが心の重荷になっていたようです。幸い成人してから同窓会で再会し、仲直りすることができました。
悪夢はその人が思っている不安や問題を本人に気付かせ、対処する力を身につけるためにあると私は思います。
息子さんの悪夢は自分が周りに取り残されているという不安を表したもののような気がします。ご両親に相談することができたことで、その不安に向き合う一歩を踏み出せたのではないでしょうか。
未だに悪夢に悩まされる私が偉そうなこと言えませんが・・・^^;
息子はコミュニケーションがうまく取れないと喧嘩になりやすく、去年までよく怪我したり怪我させたりしてましたね。
1年以上そのようなことがなかったので安心していましが、コミュニケーションの取り方がうまくなったわけではなく、ただ怒りを我慢していただけでしたね。
それを把握することができなかった自分が情けなかったです><
息子の不安を取り除くためにもやはり私の方から積極的に息子に話かけないと!
添削、コメントありがとうございました^^
自分がこれからちゃんとした親になれるのかどうか不安で悩んでいる人がいて、それに対するアドバイスとして「子供のためにそこにいてあげることができればそれだけで立派な親だ」と書かれていたのをどこかで読んだ記憶があります。それはそれで気持ちが楽になる言葉だったのですが、今回yuribadaさんの文章を読んで、私もちゃんと子供の話を聞かなければいけないな、と反省しました。
以前は子供達の方からなんでも喋ってくれたんですが、
大きくなるに連れ、聞かないと話さなくなりましたね。
(返事してくれるだけでマシな方かも知れませんが)
普段から一緒にゲームをしたり、軽い話をしたりして
少しずつ壁を下げておこうと思います。
子育て頑張りましょうね~
静かにドアを開けたと思ったら、台所に行ってクッキングヒーターの電源を入れた。
低学年の頃からカウンセリングと薬物治療を続け、ここ1年以上は何事もなかったのに。
もう少し気の利いた言葉を、心が一瞬で晴れるような慰めの言葉を、勇気を与え続ける言葉をかけることはできなかったのか。
息子が2階に上がった後も、しばらく考え込んでいる私の目に息子の皿が映った。(目に映る・・見える)
おそらく、私のために残してくれた息子の心だ。
息子さん、いいご両親のもとに生まれましたね・・だから優しく大きく育っているんですね^^
・・世代は違いますが、私の身内にもいて・・医学的にも今ほど解明されてなくて、周りの理解も全く得られないし、家族にさえも解ってもらえず苦しい思いをさせました。
「家族はいつも味方だよ」・・こんな素敵な言葉をかけることができていたなら・・
人生が変わっていたかもしれません。
yuribadaさん、今まで通りの、そのまんまでメッチャ素敵なお父さんです^^
自分のこともよくわかってないのに子供のことはやっぱり難しいですね><
とりあえず、子供の避難所になってあげることが当面の目標です!
そのためには、このカリカリした性格を少しでも変えないと^^;
micchanさんのお言葉で少し勇気がわいてきました!
ありがとうございます。
「家族はいつもあなたの味方だよ。」って言えること、すごくすばらしいと思いますし、いつも心の中で思っていることもすごくすばらしいことだと思います。
すばらしい親子愛に感服しました。
「その特別な差」を認めることができたのもつい最近ですね。
これからこの子が大人になるまで、それを特別な力に変えるように勤めていきたいと思います。応援よろしくお願いします。
コメントありがとうございました!