仰げば尊しーー『青青校樹』台湾にも流行っていた卒業曲

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Feb 14, 2012 02:07
「仰げば尊し」は、台湾の学校にもよく卒業曲として歌われていた曲です。
日本からの影響ではないかと思いますが、中国語の歌詞は元と大違い、
「民主共和、自由平等」とかも書いてあるため、
いまの台湾人にとっても不機嫌はないのでしょう。

残念なことは、いまの学校の卒業曲はほとんどポップ曲で、
この「青青校樹」も段々聞けなくなっていくのです。

この曲の他、「蛍の光」の中国語バージョン「驪歌」も有名な卒業曲で、
「螢の光、窓の雪」を「驪歌初動,離情轆轆,驚惜韶光匆促」、
「何時しか年も、すぎの戸を」を「更願諸君,矢勤矢勇,指戈長白山麓」に書き換え、
古語みたいの歌詞が覚え難いため、「仰げば尊し」のほうが多く使われていました。


ニコニコ動画で登録した台湾ヴァージョンの「仰げば尊し」



自分で中国語の歌詞を日本語に翻訳してみました。

青青校樹,萋萋庭草,欣霑化雨如膏,
校庭の樹が碧き、草も茂み、喜びに膏雨を頂き

筆硯相親,晨昏歡笑,奈何離別今朝。
我らは親しみ硯と筆の如き、朝夕共歓笑止まじ、然し今日から離れなり

世路多岐,人海遼闊,揚帆待發清曉,
世の道に障り多き、人世が海のように広い、帆を揚げて発する暁を待ち

誨我諄諄,南針在抱,仰瞻師道山高。
諄々たる我が師の教え、胸に抱いて羅針の如き、仰げば師の教えは山のように高い



青青校樹,灼灼庭花,記起囊螢窗下,
校庭の樹が碧き、花咲が炎の如き、蛍の火での勉強を思い

琢磨幾載,羨君玉就,而今光彩煥發。
幾歳月の琢磨で育ち成す、輝いている君の業を羨み

鵬程萬里,才高志大,佇看負起中華,
鵬が萬里飛べるように、君が才が高い、志も大きい、我が国を背負い続け

聽唱離歌,難捨舊雨,何年重遇天涯。
別れの歌を聞き歌い、旧日の思いが離れ難い、いつかどこかでまた会おう



青青校樹,烈烈朝陽,宗邦桑梓重光,
校庭の樹が碧き、朝陽が烈し、我らは国と故郷を輝き

海陸天空,到處開放,男兒志在四方。
海陸も大空も、限りなどない、我が男子の志は四方にあり

民主共和,自由平等,任憑農工兵商,
民主共和、自由平等の世に、各職業は自由に努力できる

去去建樹,前行後繼,提攜同上康莊。
いざ行こう、夢を立て、先祖の跡を続き、共に助け合い、未来へ進もう



逆翻訳、日本語の歌詞を中国語に:

仰げば 尊し 我が師の恩
仰之彌高 吾師之恩

教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ)
欣沾化雨 歲月如梭

思えば いと疾(と)し この年月(としつき)
反顧歲月 短促難捨

今こそ 別れめ いざさらば
而今離別 共會天涯



互(たがい)に睦し 日ごろの恩
相濡以沫 晨昏相助

別るる後(のち)にも やよ 忘るな
今且離別 切莫相忘

身を立て 名をあげ やよ 励めよ
勵以立身 期以揚名

今こそ 別れめ いざさらば
而今離別 共會天涯



朝夕 馴(なれ)にし 学びの窓
朝夕同窗 發憤以共

蛍の灯火 積む白雪
螢囊繼晷 映雪寒窗

忘るる 間(ま)ぞなき ゆく年月
向首將來 毋忘昔日

今こそ 別れめ いざさらば
而今離別 共會天涯