孤独

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Jun 12, 2016 17:47
大切なお茶碗を壊してしまった。ほとんど25年前ソウルへの初めての旅行で買い蓋と茶こし付け、、質のいい青磁のお茶碗だった。買ってから家にいるとほとんど毎日パソコンの机の前でそれでコーヒーを飲んでいた。

僕の叫び声を聞いて、妻が何があったかと聞いた。理由を知ってから、僕を慰めようというつもりで「まぁ、今度日本に行ったら、買えばいいじゃない」と言った。

あの人は何も分かっていないなと思った。まず、日本の青磁ではなく朝鮮作りの青磁だった。別に日本の青磁が良くないわけではないがただ朝鮮では違う伝統があるし、そのお茶碗に朝鮮らしい模様が付いていた。

もうひとつのことがある。このお茶碗は今でもその人の思い出を抱きしめている大切な元カノと一緒に買ったものだ。このお茶碗でコーヒーを飲む度に懐かしい名残の香りがするのだ。

つまり、掛け替えのないものだ。

そういうふうに説明しようとした所、何となく理解してもらえないかという気がして、言いかけていたことを止めて、黙りこんだ。

命の悲劇的な渦巻きのなかで、人間は一人で歩まなければならないものだ!^^
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