ねじまき鳥クロニクル

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Nov 3, 2014 02:48
ねじまき鳥クロニクル

二年前くらい「1Q84」読みました。読んだ時続きが知りたいという気持ちを耐えられなかったので、未だフランス語で翻訳されていなった三巻目を英語で読みました。それでも読み終えた後で「結局その小説ではその抑えられない熱望以外、残るものはなにもない」と思いました。
作家としては読者をそんな気分にさせることだけでも十分成功だと思ってもいいでしょうが読者として物足りない感じがしました。さらにどんな工夫で読者にそんな気分を生じるかと分析してみたら、その工夫をずるく感じました。僕を騙した村上春樹の小説をを二度とは読まないだろうと思いました。

しかし「ねじまき鳥クロニクル」のフランス翻訳をプレゼントされ、強く「すごく面白いから、絶対に読みな」と薦められて金曜日に読み始めました。直ぐに夢中になりました。
確かに描かれている世界は語り方も「1Q84」に近いですが使われている手法は興味深い中身のためだと感じました。現実や夢の混ざった状態は人間の精神にある複雑な、矛盾する欲動や感情として解釈しても良いと思いました。
「1Q84」に反対にいくつかの所をまだ読みたいと思います。