武士道

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Jun 12, 2014 16:04
I want to write in Japanese because it's too difficult to express what I think.
前回ジンバブエの留学生と話した時に、日本人は命を大切にしていると言われたことについて投稿した。私はそれに対し「命は天からの授かりもので、先祖からバトンタッチしていただいた。だから、自分の命も人の命も大切にしなければならない。」と小さい頃に教わったと説明した。私の感覚の中では、それを日本人の道徳心と捉えていたのだが、あるLang-8erから日本の武士道はそれに矛盾しているのではないかとの指摘があった。「騎士道にしても武士道にしても、暴力を正当化し美化したもので
あり、それについてどのように解説しようとも自己欺瞞にすぎない。」というような内容だ。騎士道については知らないが、武士道をその様に認識したことがなかったので、調べて投稿するとその方に約束した。

私は高校生のころからある時期まで剣道を学んだことがあり、三段まで取得しているが昇段試験の際学んだフレーズを今でも覚えている。「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である」というものだ。また、技術的にどんなに上手くても試合でどれほど勝とうとも、人間的に修練されていないと八段には合格できないとも聞いている。だからこそ、「武士道が暴力を正当化し美化している」という言葉は受け入れ難かった。図書館で新渡戸稲造の「武士道と修養」を借りて読んでみた。
そして、わからなくなった。
生命尊重が最高の価値となると、武士道における「勇」「義」が成り立たなくなってしまうのだ。他人の為に命がけで尽くす行為は武士道では、徳とみなされるからだ。

今回疑問を持って調べた事で、明確な答えは得られなかったものの、これといった宗教を持たない日本の道徳観について丸山敏秋の興味深い言葉に出会った。
「世間を畏れる横向きの規範に儒教・仏教・神道の教えがうまく絡み合って日本の伝統的な規範が形成されてきた。」