日本語には時制がない!?相こそが大事。 Japanese doesn't have tense!? Aspect is the key.

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Apr 25, 2011 21:46 Japanese
I was watching a film before I went to a ramen shop.
A. 私はラーメン屋に行った前に映画を見ていた。
B. 私はラーメン屋に行く前に映画を見ていた。

Could you tell which Japanese sentence is better?

If you think in English logic of time, you have to choose A. But the right answer is B. Why can you say 行く前に despite that you "went" there?

I've seen many similar examples like A in Lang-8. Native Japanese speakers just correct them but they don't explain why. In fact, they don't know why A is wrong and B is right.

I didn't know either until I recently read a book written by an American professor Mark Petersen working in Japan. Actually, the book is not about Japanese but about English, entitled 日本人が誤解する英語.

According to him, Japanese language don't have "tense" as such (p. 44). Even Japanese people don't know this. They've never thought of it before.

In other words, objective or absolute time is not taken into account in Japanese. Subjective or relative time is more important. More precisely, grammatical "aspect" rather than "tense" is relevant for verbs in Japanese.

The grammatical aspect of a verb defines the status of an action. The reason why you have to say 行く前に instead of 行った前に is that you can't complete your action "go" 行く before you go. The action "go" occurred in the past. However, when you were watching the film, you hadn't completed the action "go to the ramen shop" yet. An uncompleted action is represented by the "present" form of a verb, in this example 行く. Thus, you say ラーメン屋に行く前に.



I"ll go to a ramen shop after I've watched a film.
A. 私は映画を観る後でラーメン屋に行くつもりだ。
B. 私は映画を観た後でラーメン屋に行くつもりだ。

The same logic applies to this example as well. Which one do you think is better? The answer is B. When you go to the ramen shop, you will have watched the film already. The action "watch a film" will be completed. A completed action is mentioned by the "past" form of a verb. Thus, you say 映画を観た後で.

In short, you have to always say either する前に or した後で in Japanese.


Grammatical Aspect (Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Grammatical_aspect
A. 私はラーメン屋に行った前に映画を見ていた。
B. 私はラーメン屋に行く前に映画を見ていた。

どちらがよい日本語か分かりますか?

英語の時間論理で考えると、Aを選ばなければなりません。しかし正解はBです。どうして、もうそこに「行った」にも関わらず、「行く前に」ということが出来るのでしょうか。

Lang-8上で、Aのような例をいくつも見つけました。日本語話者はただ単に直すだけで、なぜBが正しいのか説明しません。実のところ、彼らはなぜAが間違っていてBが正しいのか知らないのです。

日本で働くアメリカ人教授マーク・ピーターセンのある本を最近読むまでは、私も知りませんでした。実のところ、この本は日本語についての本ではなく英語についての本で、「日本人が誤解する英語」という題がついています。

彼によれば、日本語にはいわゆる「時制」が存在しないそうです(44頁)。日本人ですらこのことは知りません。こんなこと考えたこともないでしょう。

言い換えれば、客観的で絶対的な時間は日本語では意味を持ちません。主観的で相対的な時間がより重要なのです。より正確に言えば、文法上の「時制」では「相」が日本語の動詞にとっては重要なのです。

ある動詞の相は、ある動作の状態を定義します。「行った前に」ではなく「行く前に」と言わなければならない理由は、「行く」という動作を「行く」前に完了することができないからです。「行く」という動作は過去に起こっています。しかし、映画を見ている時点では、あなたはまだ「ラーメン屋に行く」という動作を完了していません。未完了の動作は動詞の「現在形」で表現され、この例では「行く」になります。こうして、「ラーメン屋に行く前に」という言い方をするわけです。

A. 私は映画を観る後でラーメン屋に行くつもりだ。
B. 私は映画を観た後でラーメン屋に行くつもりだ。

まったく同じ論理がこの例にも当てはまります。どちらがよいでしょうか?答えはBです。ラーメン屋に行くときには、映画は見終わっているはずです。「映画を観る」という動作は完了しているはずです。完了した動作は動詞の「過去形」で表現されます。だから「映画を観た後で」という言い方になります。

簡単に言えば、日本語では常に、〜する前に、〜した後で、という言い方になります。
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